重力には逆らえない!肌のたるみの原因
原因1.肌の弾力の低下
真皮内で、バネのような構造で肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンの質が変化して、肌の弾力が失われます。
原因2.皮下脂肪の肥大化
皮下脂肪は脂肪組織の大部分を占め、エネルギー貯蔵、保温などのはたらきがあります。この皮下脂肪が年齢を重ねることによる代謝機能の衰えで肥大化し、重力の影響により下方向へ落ちてきます。
原因3.筋肉の質の低下
顔の表情筋は手足の筋肉とは異なり、骨ではなく直接皮膚についているため、細かな表情を作り出すことができます。加齢にともない腕や脚の筋肉が衰えるように、顔の筋肉も衰えていき、その上に位置する皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなります。
最近では20代の若い人でも、たるみやほうれい線など肌の老化に悩む人が増えてきていると言われます。
特に、長い時間デスクワークをしている人は、姿勢も悪くなりがちなので、気をつけるようにしましょう。
顔の筋肉は頭や首と繋がっています。猫背で顔を突き出すような悪い姿勢は、首の後ろ側が縮み、首の前部分が伸びるため、頬が下方向に引っ張られてしまいます。
悪い姿勢を長時間続けると、顔の筋肉が引っ張られ、たるみの原因となります。
肌のたるみに効く対策
乾燥肌は放っておくと、肌の老化を加速させてしまうため、乾燥肌の人はシワやたるみができやすい状態というわけです。
肌のたるみを対策するためには、通常よりも多く化粧水やパックなどで水分を与えてあげる必要があります。
表情筋も身体の筋肉(腹筋など)と同様に、鍛えたり頻繁に使用することで引き締まってきます。表情筋を衰えさせない為に顔のストレッチをしたり、フェイササイズで表情筋を鍛えることで顔のたるみを防ぎましょう。
表情筋をフルに使った笑顔は、イキイキとした印象を与えるだけでなく、筋肉の運動量が増えて、結果たるみやシワの対策としても効果的。
肌のたるみ対策のために気をつけたいこと
▼ 間違ったマッサージ
▼ 間違ったパッティング
・顔の筋肉はマッサージなどをしてはいけない。
・筋肉に損傷を与えるだけでなく、肌を傷める。
・肌のマッサージは真皮層の血管マッサージが目的。
・指が軽く触れている程度で十分効果がある。
普段の生活を見直そう
肌のたるみを引き起こすものには、沢山の原因があります。その中でも、生活スタイルが大きくかかわってきます。不規則な生活や栄養バランスの悪い食事、喫煙などは肌のたるみの立派な要因になってしまいます。
一生懸命に顔をマッサージするだけでなく、まずは普段の生活習慣を見直すことから始めましょう。それが、肌のたるみを解消する効果的な対策につながっていきます。