瞼がピクピクと痙攣するのは何で?主な病気と症状・原因まとめ


目が突然、ピクピクと痙攣することはありませんか?

目の痙攣とは、目の周りの筋肉の瞼(まぶた)がピクピク痙攣することです。
目の痙攣には、一時的な目の痙攣と長く続く瞼の痙攣があります。

長期的に続く痙攣の場合は深刻な病気の可能性も…。

このまぶたのけいれんは、多くの人が体験するものです。すぐに止まれば問題ないことが多いですが、長く続くと不快なだけでなく、治療が必要な病気の症状かもしれません。

症状を悪化させないためにも、どのような部位がどのような感じでけいれんするかを良く見極め、適切な治療を受けるようにしましょう。

▼眼瞼ミオキミア(顔面ミオキミア)

眼瞼ミオキミア(または顔面ミオキミア)はあまり馴染みのない名前ですが、実は多くの方が体験したことがある病気なんです。

まぶたのけいれんの原因として、一番よく見られるものです。目の周りの眼輪筋が、意思とは無関係に収縮し、上まぶたや下まぶたがピクピク動くものです。普通は片目だけに起こります。

下まぶたに多く現れ、眼精疲労や睡眠不足の時や、顔の神経がまひした時に起こりやすいです。

スマホやパソコン、読書、テレビ、ゲーム、勉強などで目を長時間酷使することやドライアイ、睡眠不足などが原因でまぶたが痙攣していることが考えられます。

眼瞼ミオキミアは肉体的な疲労だけではなく、精神的なストレスでも起こりやすく、コーヒーを飲んでも症状が強く出る場合があります。

カフェインの刺激が症状を悪化させるので、コーヒーなどのカフェインの含まれる飲み物を控えた方がベスト!

ストレス性のものは女性が多く、特にまぶたの痙攣はほとんどが若い女性なのだそうです。

目を閉じてまぶたをマッサージするのも効果的で、症状が軽くなるのが分かります。
それに加えて、睡眠不足も痙攣の元になりますので、しっかりと睡眠はとりましょう。
目薬も同時に使うと効果はより一層高まります。

ホットタオルやアイマスクなども効果的!

これは比較的軽い病気で、疲れがとれると自然と治まっていくことがほとんどです。

基本的には数日~数週間で治ることが多いです。

顔面ミオキミアは顔面神経が刺激されると起こりやすくなります。
したがって、一部の脳腫瘍や炎症、神経変性疾患、外傷後にも病的なミオキミアが起こることがあります。良くならないときや悪化するときには、脳外科の受診が必要です。

顔面ミオキミアは顔面神経が刺激されると起こりやすくなります。
したがって、一部の脳腫瘍や炎症、神経変性疾患、外傷後にも病的なミオキミアが起こることがあります。良くならないときや悪化するときには、脳外科の受診が必要です。

▼眼瞼痙攣(眼瞼ジストニア)

自分の意志に関係なく、目の周りの筋肉が痙攣する病気です。

眼瞼けいれんは、眼輪筋のけいれんにより、急に両方の目がギューと閉じてしまい、しばらく目を開けることができなくなります。
眼輪筋が意志とは無関係に急に収縮する病気で、まばたきの回数が多くなることから始まります。

初期の段階では、前述の通り瞬きが多くなったり、まぶしく感じたり、まぶたに不快感を感じたりといった症状が現れると言われています。
それが症状が進むにつれ、目をきちんと開けていられない程にまぶたが痙攣するようになるそうです。そのため、人や物にぶつかってしまうなど、日常生活に影響が出るようになってしまうようです。
そして、症状がもっと重くなった場合、まぶたを開けることができなくなってしまうと言われています。

初期症状はドライアイと似ており、間違えることも多い。

自然治癒は難しい為ため、おかしいと思ったら重症化する前に眼科へ行くべき。

症状の進行は速くありませんが、何もしないでいて、自然に症状が軽くなることはほとんどありません。精神的な緊張の影響を受けることも多く、普段は重い症状があるのに、診察室では症状が出ないという例も見られます。

眼瞼けいれんは、「まばたきの制御異常」もしくは「開閉瞼の切り替え故障」と捉えると分かりやすいです。まばたきや、瞼(まぶた)の開閉を制御しているのは脳の神経回路ですから、症状は目のあたりにありますが、故障部位は脳のコンピュータということになります。

左右に同じような周波数の一定しない痙攣が眼輪筋にみられます。
この病気は痙性斜頸との類似が指摘されており、片目をつぶる、サングラスをかけるなどにより症状が軽快します。

男女比はおよそ1対2.5~3で女性に多く、40~50歳以上の年齢層にみられます。

まれに20代で起こることもある。

発症のきっかけとなる危険因子として、心理的ストレス、遺伝的素因(家族性)加齢、薬物の使用、化学物質への暴露などがあると考えられています。特に目立つのは薬物性眼瞼けいれん(約40%)で、原因となる薬物として、向精神薬、抗不安薬、睡眠導入薬が挙げられます。

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