目の周りの皮がめくれていませんか?
実は、まぶたの皮膚は他の顔の部位に比べると、約1/3と大変薄くなっています。
そのため、まぶたはちょっとした刺激によってすぐ傷つき、乾燥しやすい状態になってしまいます。
乾燥すると、皮膚が突っ張って感じたり、かゆみを生じることがありますが、さらにそれが進行すると皮がむけてくることもあります。
まだ軽い皮むけや粉ふきで済んでいるなら今のうちです。その状態が数ヶ月続くと明らかに暗い色素沈着が出てきます。
そのまま皮むけや粉ふき状態を放っておくと赤く腫れたり、かゆみが出てきてアトピーになるなど症状は悪化していくばかります。
皮がめくれる原因とは?
▼洗いすぎ
女性はスキンケアの重要性を知っているため、特に気になる目の周りは意識的に洗ってしまいがち。でも洗うことで肌のセラミドは確実に減少。皮むけや粉ふきの乾燥を招きます。
早く落とそうとするとゴシゴシと洗ってしまいがちですが、これもお肌の乾燥の原因です。濡れた状態で摩擦をすると、傷が付きやすくなってしまいます。
▼刺激の強いクレンジング剤の使用
また、短時間で手際よくメイクを落としたいからと、洗浄力の強いクレンジング剤を選んでしまうことも多いのではないでしょうか。
もともと皮膚が弱い目の周りに強い刺激を与えると、角質層がダメージを受けてバリア機能が失われてしまうため乾燥しやすい敏感な肌状態になってしまいます。
お化粧だけ落としてくれれば良いのですが、強力になればなるほど、お肌の保湿成分まで一緒に落としてしまう確立が高くなるので、更に乾燥しやすくなってしまいます。
▼保湿不足
目の周りは皮脂を分泌する皮脂腺が少ないので、保湿力がとても弱く、乾燥しやすいです。
顔全体は皮脂膜で守られているので多少の刺激は耐えることができます。
乾燥を防ぐ脂質はセラミドや脂肪酸などで構成される細胞間脂質です。
この目の周りの乾燥を防ぐセラミドは油分性なので、オイル保湿をやりすぎるとセラミドが流れ出てしまいます。
▼ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーというのは、通常28日周期で行われています。
ターンオーバーとは肌の生まれ変わり。
皮膚の古い細胞と、新しい細胞が入れ替わることで、健康でみずみずしい肌を保つことができます。
でも、その周期が狂ってしまうことで、肌の部分部分で皮膚細胞の生まれ変わりスピードが変わり、結果としてめくれてしまったりするのです。
▼接触性皮膚炎(かぶれ)
スキンケアを見直しても目の周りの乾燥が治まらず、赤みやかゆみ湿疹など乾燥以外の症状もある場合は、“接触性皮膚炎(かぶれ)”の可能性があります。
接触性皮膚炎は、乾燥による肌のバリア機能の低下が原因で起こることも多く、これまで何ともなかったものに突然反応を示すことも。
付けまつ毛ののりやアイプチは、少しでも肌に合わないとアレルギー性の接触性皮膚炎で目の周りを赤く反応させることがあります。
また、ベースメイクを使用する際の日焼け止め、ファンデーションやスキンケア等でも肌が合わない場合があるので使用する時には気をつけるようにしましょう。
▼アトピー性皮膚炎(アトピー性眼瞼炎)